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白色彗星帝国は未来の地球人 [妄想の極地]

宇宙戦艦ヤマト2で登場する白色彗星帝国は、彗星の形をした中に都市があって、移動しながら進路上の星のうち利用価値のある星から資源や労力を略奪する悪の帝国として描かれている。
しかしこれはどう見ても宇宙に進出したときの地球人のなれの果てに思えてならない。原作者が松本零士か西崎かわからんが、地球人に対する警笛の意味はあったのだろうか。

既に地球の資源をむさぼり食って、それが有限であると頭では意識していても窃取をやめられないでいる人類。ここで宇宙に進出して資源豊富な星を見つけたら、おそらくまた省エネの考えはなくなるのではないか?そしてそこに知的生物がいなかったり、目に見えて大きな生物がいなかったりすれば、少々微細な生物であれば絶滅もいとわず資源奪取に走る気がしてならない。これやったら白色彗星帝国の行為と変んないんじゃない?

だいたい人間の保護意識は怪しいと思う。人間の行動はそのときの価値観に左右されていて、価値が認められなければ持続しない。クジラ保護なんか頭数激減の一翼を担った西洋人の価値観の変化を物語っている。そもそもクジラだからと特別視するのは他の生き物に失礼な気がする。人間でさえ食うことが許された地域・時代もあったのだ。動物の命うんぬんを理由にしている菜食主義に限って言えば、あれだって植物といえど生命を殺して食っているわけで、植物がもの言って抵抗すれば食べる対象でなくなったかもしれない。あるいは積極的に食べる側からすると、食べてもらうことを前提として進化した植物もいることを考えれば、動物であれなんであれ食う食われることは地球の摂理として等しく平等にあるのだ。

話しはずれてしまったが、人間の変りやすい価値観はきっと広い宇宙を飛び回れるようになったとき地球人を彗星帝国にしてしまう。資源は省エネなんてくそくらえの奪取し放題、ごみは太陽やブラックホールに投げ込んで処分し、ごみを作り出したことに悪気なんて覚えない。問題が発覚するのは宇宙でさえも狭いと感じられたときか、地球人の傍若無人ぶりに怒った宇宙人が現れたときだろう。
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