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常温冷凍 [妄想の極地]

冷凍は時間を止める。食品を保存するため発達したとも言える技術である冷凍。液体窒素など超低温で一挙に凍らせた金魚は、解凍するとまた泳ぎだすという。これ、もっと大きな動物でも試したことあるんだろうか。

今回の話はそこではなく、救急医療での話だ。体の大怪我、例えば切断、刺す、撃たれる、大量出血などは、怪我をした直後は人間元気に生きている。しかし病院へ搬送する間に死んでしまうことがよくある。これはやはり血がなくなってしまうことが大きな原因だろう。
切断してしまった指なども冷やして急いで病院へ持っていけばくっつくこともあるって聞いたことがある。
こうしてみると、大怪我をしたら直ちに冷凍できればそこで時間が止まったようなもので、病院までゆっくり運んで落ち着いて治療できるってことじゃんか。
(スターウォーズには炭素冷凍とかいうのがあったっけ?)

そこで登場するのが常温冷凍。常温で冷凍できて冷凍状態が保てたらすごいじゃないか。別に冷たく凍らなくても、冷凍とお同じ状態にできればいい。しかも常温でいいということは、先の怪我の例で言えば搬送する時、冷凍車のような設備がまったくいらないことになる。

コンパクトで瞬間冷凍できる機材、しかも常温冷凍。これが実現できれば、まず最初に採用するのは軍隊だろう。
爆弾で体が木っ端みじんとか、即死するような事態でなければ、負傷者の生存率は相当高くなる。
「とりあえず冷凍しとけ!」
戦場で衛生兵はバンソウコウと冷凍装置を持って走り回る。
赤十字の既定で、戦場に転がる常温冷凍人間は傷つけてはいけないという国際条約ができるかもしれない。

特別な知識なく安全に冷凍できるなら、今巷にあちこち設置されているAEDにとって変わるかもしれない。
心肺停止のやばそうな人を見つけたら、
「とりあえず冷凍しとけ!」

医療行為以外に使われちゃうかも。
「あの人うるさいんです」
「とりあえず冷凍しとけ!」
「だれかけんかを止めて!」
「冷凍しちまえ!」

でもAEDをいたずらに使うような輩はいないから大丈夫だな。
タグ:妄想
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