<第2部:第13章 アロン君の誕生日(2):マグカップ粉砕> [片いなか・ハイスクール]
「片いなか・ハイスクール」連載第360回
<第2部:第13章 アロン君の誕生日(2):マグカップ粉砕>
生徒会室に倉庫の鍵を戻してカフェテリアに行くと、ちょうどアロン君もマグカップ持ってお茶を貰いに来ていた。
前から気になってたけど、アロン君のマグカップは既製品ぽくない。白地の厚手の陶器だけど、青い絵筆のような筆遣いで勢いのある絵が描かれている。
「あの、そのマグカップ・・、見せてもらっても、いい?」
「お、気になる?」
うわ、予想はしてたけど、結構重い。
「重たい」
「持ってるーっ、て感じするだろ?ずっしりくる方が安定感あって好みなんだ」
「手首痛めてたら持ち上げたくないかも」
そして気になってた絵。筆でさらさらっと描いた感じで、帆船を横から見た絵だった。
「いい絵だろ」
「プリントじゃないみたいですね。もしかして手描きですか?」
「よく分かったね。価値ありそうだろ?」
「価値は・・・どうでしょう?よくわからないですが、疾走感がよく描けてます」
「価値は不明か。・・まあ俺が描いたもんだしな」
「アロン君の手描き?!まあ、それにしてはよく描けてる・・」
「おい、誉められたように聞こえねえぞ?」
「え?」
わたしはちょっと困ったような笑顔を向けた。
なんかアロン君が難しい顔してる。実際はどんな顔になってたんだろ。
「それで、どうしたんですか?これ」
「ああ。ツーリング先で陶器焼いてるところに寄ったとき、そういうコーナーがあってさ、そこで作ったんだ。まだ焼く前のカップとか皿に自分で好きな絵を描いて渡すと、後日焼いたのが送られてくるんだ」
「旅先のお土産ですか。へえ、素敵ですね」
「世界に一個だけってな」
「本当ですね。それにしてもこの絵、何か見て描いたんですか?」
「帆船の絵は昔から好きでちょいちょい落書きしてるから、書き慣れてんだ」
「そうなんですか。意外・・」
「おーい、俺の芸術センスを見損なっちゃあ困る」
その時、カフェテリアのおばさんがわたし達を呼んだ。
「はーい、お待たせ。あなた達は何にするの?」
「あ、アイスティー、これにお願いします」
そう言ってわたしは水筒を渡した。
「あ、俺も。アールグレイでお願いします」
「はいはい。これアールグレイだから」
あらかじめ作ってあるアイスティーの入ったチェイサーの中身をわたしの水筒に注ぎながら、おばさんはにこやかに言った。
「あ、やっぱセイロンにしようかな」
「はいはい、目瞑って飲めば違いなんてわかんないでしょ?有名なリ○トンのだから大丈夫よ」
「えー?俺の祖父はイギリス人で・・」
「ホレ、烏龍茶混ぜるよ。仕事の邪魔しない」
「うわあ、そのまんまでいいです」
カフェテリアのおばさんもいたずらっ子には慣れたものです。
二人して一緒に教室に戻ると、入り口すぐの席のハウルさんと、その机の横に立って一緒に話をしていたらしいカーラさんがわたし達に振り向いた。ハウルさんはわたし達を見ると、またにやあっとした。
「あなた達またあ?やーねー、密室でそんな汗だくになるまで・・」
前に言われた後、それがどんな行為を想像して言ったのかアロン君に教わっていたので、ただちに正した。
「い、いつもの倉庫での消耗品補充です。あ、暑いんです、あそこ!」
「ユミちゃんいつも大変ねえ」
カーラさんはまともな反応をする。もっともこの人に疑わられるのは一番良くないんだけど。
「カーラァ、男女が密室で二人っきりになって汗だくになってるのよ?想像しちゃわなぁい?」
イヤあ!、そんな疑わしげなこと言って煽らないで!
カーラさんは緩やかな笑みを持ったまま、わたしの焦ってる表情を楽しんだ後、続いてアロン君の表情も伺った。
「またあ、ユミちゃんしないよ、そんなこと」
・・ほっ。わたしノーマークみたいです。
「そぉかあ、裕美子にはないかあ」
「アロン君が襲わない限り・・ね?」
カーラさんがアロン君に片目を瞑ってにんまりした。
そ、それをカーラさんが言いますか?アロン君がわたしを襲うの、カーラさん望んでないでしょ?
「お、襲わねーよ!」
「でもそのシチュエーションはアロン君もちょっと気にしちゃうんじゃない?」
どうしてそれを何でカーラさんが言いますか!?
わたしがそれを激しく否定した。
「な、ない!、ないでしょ、わたしごときに」
そこにさらにニヤニヤしたハウルさん、
「カーラは襲われてみたいみたいよ!」
と言って、カーラさんをアロン君の方へ突飛ばした。
「ハ、ハウル!な、なに言って!わあっ!」
ドシンとぶつかる二人。
「おわあ!」
アロン君の手からマグカップが飛んだ。アロン君の後ろ、誰もいない教壇の横の方へ。
ガシャーン
「カ、カーラがアロン襲ったあ」
「お、襲ってないわよ!ハウルこらあ!」
「カーラ大丈夫だった?」
「う、うん、平気。ハウル、謝んなよ!」
「うー、ご、ごめん」
「大変・・、割れちゃった・・」
床に飛んでいったマグカップは、そこで大きく3つに割れて、中のお茶を飛散させていた。
わたしは床に飛び散っているお茶の上で、かち割れ砕けたマグカップを見下ろした。
さっきそのマグカップの話を聞いたばかりだった。売り物じゃない、一つしかないマグカップ。
ハウルさんも席を立ってそこへ行くと、「ありゃりゃー」と言ってしゃがんだ。
「もしかして、大事な物だった?」
怖々顔を上にあげるハウルさん。アロン君は大きくため息をついた。
「あ~あ。完全に割れちゃったな。こんな結末を迎えるとは・・」
「自分で手描きしたもの、だそうです・・」
わたしは見下ろしたまま小声で言った。
「え?なに、手作り?!」
ハウルさん、慌てて大きめの破片を拾うと、組み立て始めた。
「木っ端微塵じゃないから、くっ付け合わせれば・・」
「ハウル、そういう問題じゃないでしょ!」
「うー、ごめーん!!」
「しゃあねえなあ。割れちまったもんはどうしようもねえよ」
ハウルさんとカーラさんとアロン君は、しゃがんで頭を付き合わせて破片を集める。
「小泉、悪いけどチリ取りと箒、持ってきてくれる?」
「は、はい」
わたしは箒とチリ取りを取りに行くと共に、破片を包む紙と、それを入れるビニール袋も持ってきた。持って帰って、ハウルさんが言うように接着剤とかで張り合わせて修理したりするかもと思った。
「サンキュー、やっぱ気が利くな小泉は」
でもアロン君は無造作にじゃらじゃらと紙の上に集めると、ぎゅっと包んで、ぽいっとビニール袋に放り込んだ。
「棄てちゃうんですか?」
「ああ。だって他にどうすんの?」
「直したりとか・・。せっかくの手描きのだし・・」
「直さないよ。こんなのはしょっちゅう勇夫にやられてるし、また作れるから。でも同じ床に落とされるにしても、レソフィックじゃあ割れないんだよな。9割9分破壊するのはいつも勇夫だったんだけど」
「もしかして、私と勇夫が同じって言おうとしてる?」
ハウルさんが口を尖らす。
「似てるなあって・・」
ハウルさんが不満を口にしそうになったところで、カーラさんが睨みこんだ。
「文句言える立場じゃないわよ」
「むむむー」
アロン君はビニール袋に割れ物の表記をして、あとは所定の場所へ持っていくだけとなった。
「ところでみんな、香水みたいの使ってんの?」
みんなで頭をくっ付け合わせていたそこには、ほのかにいい匂いが漂っていた。アロン君はそれに気付いたのだ。
「コロンとか付けてるけど・・」
カーラさんがちょっとはにかむ。
「私、今朝カーラの借りちゃった。私いまカーラと同じ匂いするよ」
ハウルさんは自分の回りの空気をアロン君の方に手で送り流した。よくできるなあ。
「でも何で?」
ハウルさんの問いにアロン君はわたしの方をちらりと見てから答えた。
「いや、別になんでも」
「別になんでも?!人の匂い嗅いで、それかえって失礼じゃない?」
「ああ、いい匂い、いい匂い」
「心がこもってな~い」
そこにカーラさんが少しくねくねして恥ずかしそうに言った。
「あ、あたしこの匂い好きで、ここんところよく付けてるの」
「そうなんだ。爽やかでちょっと甘い香り?いままで気付かなかったな」
「やだ!そんな香ってくるほど近くにいないもん!あは、あははは!」
「自己アピールの足りないやっちゃな」
ハウルさんが腕組みして指摘した。
そもそもカーラさんは自己アピールする気があるのかしら。アロン君との公式ペアという立場にいるというのに、一定以上に近付かず、でもあまり離れず。どんな想いを持っているのか、よくわからない。
次回「第2部:第13章 アロン君の誕生日(3):裕美子のプレゼント」へ続く!
前回のお話「第2部:第13章 アロン君の誕生日(1):残暑の倉庫作業」
対応する第1部のお話「第1部:第17章 アロンの誕生日:カーラのプレゼント」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆
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※片いなか・ハイスクール第2部は、第1部のエピソードを裏話なども交えながら本編のヒロイン裕美子の視点で振り返るものです。ぜひアロン目線の第1部のその部分と読み比べてみてください。「対応する第1部のお話」で飛ぶことができます。
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<第2部:第13章 アロン君の誕生日(2):マグカップ粉砕>
生徒会室に倉庫の鍵を戻してカフェテリアに行くと、ちょうどアロン君もマグカップ持ってお茶を貰いに来ていた。
前から気になってたけど、アロン君のマグカップは既製品ぽくない。白地の厚手の陶器だけど、青い絵筆のような筆遣いで勢いのある絵が描かれている。
「あの、そのマグカップ・・、見せてもらっても、いい?」
「お、気になる?」
うわ、予想はしてたけど、結構重い。
「重たい」
「持ってるーっ、て感じするだろ?ずっしりくる方が安定感あって好みなんだ」
「手首痛めてたら持ち上げたくないかも」
そして気になってた絵。筆でさらさらっと描いた感じで、帆船を横から見た絵だった。
「いい絵だろ」
「プリントじゃないみたいですね。もしかして手描きですか?」
「よく分かったね。価値ありそうだろ?」
「価値は・・・どうでしょう?よくわからないですが、疾走感がよく描けてます」
「価値は不明か。・・まあ俺が描いたもんだしな」
「アロン君の手描き?!まあ、それにしてはよく描けてる・・」
「おい、誉められたように聞こえねえぞ?」
「え?」
わたしはちょっと困ったような笑顔を向けた。
なんかアロン君が難しい顔してる。実際はどんな顔になってたんだろ。
「それで、どうしたんですか?これ」
「ああ。ツーリング先で陶器焼いてるところに寄ったとき、そういうコーナーがあってさ、そこで作ったんだ。まだ焼く前のカップとか皿に自分で好きな絵を描いて渡すと、後日焼いたのが送られてくるんだ」
「旅先のお土産ですか。へえ、素敵ですね」
「世界に一個だけってな」
「本当ですね。それにしてもこの絵、何か見て描いたんですか?」
「帆船の絵は昔から好きでちょいちょい落書きしてるから、書き慣れてんだ」
「そうなんですか。意外・・」
「おーい、俺の芸術センスを見損なっちゃあ困る」
その時、カフェテリアのおばさんがわたし達を呼んだ。
「はーい、お待たせ。あなた達は何にするの?」
「あ、アイスティー、これにお願いします」
そう言ってわたしは水筒を渡した。
「あ、俺も。アールグレイでお願いします」
「はいはい。これアールグレイだから」
あらかじめ作ってあるアイスティーの入ったチェイサーの中身をわたしの水筒に注ぎながら、おばさんはにこやかに言った。
「あ、やっぱセイロンにしようかな」
「はいはい、目瞑って飲めば違いなんてわかんないでしょ?有名なリ○トンのだから大丈夫よ」
「えー?俺の祖父はイギリス人で・・」
「ホレ、烏龍茶混ぜるよ。仕事の邪魔しない」
「うわあ、そのまんまでいいです」
カフェテリアのおばさんもいたずらっ子には慣れたものです。
二人して一緒に教室に戻ると、入り口すぐの席のハウルさんと、その机の横に立って一緒に話をしていたらしいカーラさんがわたし達に振り向いた。ハウルさんはわたし達を見ると、またにやあっとした。
「あなた達またあ?やーねー、密室でそんな汗だくになるまで・・」
前に言われた後、それがどんな行為を想像して言ったのかアロン君に教わっていたので、ただちに正した。
「い、いつもの倉庫での消耗品補充です。あ、暑いんです、あそこ!」
「ユミちゃんいつも大変ねえ」
カーラさんはまともな反応をする。もっともこの人に疑わられるのは一番良くないんだけど。
「カーラァ、男女が密室で二人っきりになって汗だくになってるのよ?想像しちゃわなぁい?」
イヤあ!、そんな疑わしげなこと言って煽らないで!
カーラさんは緩やかな笑みを持ったまま、わたしの焦ってる表情を楽しんだ後、続いてアロン君の表情も伺った。
「またあ、ユミちゃんしないよ、そんなこと」
・・ほっ。わたしノーマークみたいです。
「そぉかあ、裕美子にはないかあ」
「アロン君が襲わない限り・・ね?」
カーラさんがアロン君に片目を瞑ってにんまりした。
そ、それをカーラさんが言いますか?アロン君がわたしを襲うの、カーラさん望んでないでしょ?
「お、襲わねーよ!」
「でもそのシチュエーションはアロン君もちょっと気にしちゃうんじゃない?」
どうしてそれを何でカーラさんが言いますか!?
わたしがそれを激しく否定した。
「な、ない!、ないでしょ、わたしごときに」
そこにさらにニヤニヤしたハウルさん、
「カーラは襲われてみたいみたいよ!」
と言って、カーラさんをアロン君の方へ突飛ばした。
「ハ、ハウル!な、なに言って!わあっ!」
ドシンとぶつかる二人。
「おわあ!」
アロン君の手からマグカップが飛んだ。アロン君の後ろ、誰もいない教壇の横の方へ。
ガシャーン
「カ、カーラがアロン襲ったあ」
「お、襲ってないわよ!ハウルこらあ!」
「カーラ大丈夫だった?」
「う、うん、平気。ハウル、謝んなよ!」
「うー、ご、ごめん」
「大変・・、割れちゃった・・」
床に飛んでいったマグカップは、そこで大きく3つに割れて、中のお茶を飛散させていた。
わたしは床に飛び散っているお茶の上で、かち割れ砕けたマグカップを見下ろした。
さっきそのマグカップの話を聞いたばかりだった。売り物じゃない、一つしかないマグカップ。
ハウルさんも席を立ってそこへ行くと、「ありゃりゃー」と言ってしゃがんだ。
「もしかして、大事な物だった?」
怖々顔を上にあげるハウルさん。アロン君は大きくため息をついた。
「あ~あ。完全に割れちゃったな。こんな結末を迎えるとは・・」
「自分で手描きしたもの、だそうです・・」
わたしは見下ろしたまま小声で言った。
「え?なに、手作り?!」
ハウルさん、慌てて大きめの破片を拾うと、組み立て始めた。
「木っ端微塵じゃないから、くっ付け合わせれば・・」
「ハウル、そういう問題じゃないでしょ!」
「うー、ごめーん!!」
「しゃあねえなあ。割れちまったもんはどうしようもねえよ」
ハウルさんとカーラさんとアロン君は、しゃがんで頭を付き合わせて破片を集める。
「小泉、悪いけどチリ取りと箒、持ってきてくれる?」
「は、はい」
わたしは箒とチリ取りを取りに行くと共に、破片を包む紙と、それを入れるビニール袋も持ってきた。持って帰って、ハウルさんが言うように接着剤とかで張り合わせて修理したりするかもと思った。
「サンキュー、やっぱ気が利くな小泉は」
でもアロン君は無造作にじゃらじゃらと紙の上に集めると、ぎゅっと包んで、ぽいっとビニール袋に放り込んだ。
「棄てちゃうんですか?」
「ああ。だって他にどうすんの?」
「直したりとか・・。せっかくの手描きのだし・・」
「直さないよ。こんなのはしょっちゅう勇夫にやられてるし、また作れるから。でも同じ床に落とされるにしても、レソフィックじゃあ割れないんだよな。9割9分破壊するのはいつも勇夫だったんだけど」
「もしかして、私と勇夫が同じって言おうとしてる?」
ハウルさんが口を尖らす。
「似てるなあって・・」
ハウルさんが不満を口にしそうになったところで、カーラさんが睨みこんだ。
「文句言える立場じゃないわよ」
「むむむー」
アロン君はビニール袋に割れ物の表記をして、あとは所定の場所へ持っていくだけとなった。
「ところでみんな、香水みたいの使ってんの?」
みんなで頭をくっ付け合わせていたそこには、ほのかにいい匂いが漂っていた。アロン君はそれに気付いたのだ。
「コロンとか付けてるけど・・」
カーラさんがちょっとはにかむ。
「私、今朝カーラの借りちゃった。私いまカーラと同じ匂いするよ」
ハウルさんは自分の回りの空気をアロン君の方に手で送り流した。よくできるなあ。
「でも何で?」
ハウルさんの問いにアロン君はわたしの方をちらりと見てから答えた。
「いや、別になんでも」
「別になんでも?!人の匂い嗅いで、それかえって失礼じゃない?」
「ああ、いい匂い、いい匂い」
「心がこもってな~い」
そこにカーラさんが少しくねくねして恥ずかしそうに言った。
「あ、あたしこの匂い好きで、ここんところよく付けてるの」
「そうなんだ。爽やかでちょっと甘い香り?いままで気付かなかったな」
「やだ!そんな香ってくるほど近くにいないもん!あは、あははは!」
「自己アピールの足りないやっちゃな」
ハウルさんが腕組みして指摘した。
そもそもカーラさんは自己アピールする気があるのかしら。アロン君との公式ペアという立場にいるというのに、一定以上に近付かず、でもあまり離れず。どんな想いを持っているのか、よくわからない。
次回「第2部:第13章 アロン君の誕生日(3):裕美子のプレゼント」へ続く!
前回のお話「第2部:第13章 アロン君の誕生日(1):残暑の倉庫作業」
対応する第1部のお話「第1部:第17章 アロンの誕生日:カーラのプレゼント」
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