スト魔女二次小説:水音の乙女 ~第24話~ [スト魔女二次小説]
第24話「特殊潜航艇を探知せよ! その2」
今日はいよいよ沖合いに出ての演習。天音の能力を把握するため、特潜隊から派遣された特殊潜行艇”|蛟龍《こうりゅう》”を使っての探知訓練だ。
陸に引き上げられていた零式水偵の中央の偵察員席に天音は乗り込んだ。卜部が合図すると、零式水偵を乗せた台車をトラックが押し、スリップ(海上へ水上機を下ろすスロープ)から湖上へ下ろした。金星4型エンジンが回転をあげ、零式水偵を霞ヶ浦の水上滑走路へ向け軽々と移動させる。
発進ユニットに登ってストライカーを装着した優奈と千里も準備完了を合図すると、発進ユニットごとスリップから水上へと下ろされた。優菜の零式水偵脚と千里の二式水戦脚のフロート部が動いて水上に浮かぶと、魔法力が大きく注ぎ込まれてエンジン回転が上がった。ぱあっと魔方陣が広がる。
「キョクアジサシ、出撃します!」
「カツオドリ、出撃」
発進ユニットの拘束装置が外れ、2機は水上へ元気に飛び出していった。
3機が水上滑走で巻き上げる水煙を朝日が照らし、各機はきらきらとした光の航跡を引く。天音は後ろを振り向いた。
優菜は7.7ミリ機銃と、なぜかメガホンを首から下げている。
千里は20ミリ機関砲に加え、黄色く塗られた3番(30Kg)2号(対潜爆弾)模擬弾をベルトで吊るしていた。
3機は水偵基地の前のブイで誘導された水上滑走路に入ると、次々と空へ舞い上がった。
上空を旋回しつつ編隊を組むと、鹿島灘へ進路を取る。ものの数分で海岸線に着いてしまった。海へ出たところで千里は護衛を解き霞ヶ浦へ引き返す。敬礼しつつ編隊から離れていった。
「捜索海域の陸側の端まで飛ぶぞ」
卜部機と優菜は高度を400mに取り、沖の演習海域へ向かった。
------------------------------
目的の海域に到着すると、天音はコクピットから這い出てフロートまで降りた。練習してきたが、思いのほか沖の海上はうねりがあって、天音はいきなり海に転落した。
ドブーン!
「さっ、寒い~!!」
「魔法力使ってる?体を守ることやらなきゃだよー」
優菜の声が聞こえてきた。海上に降りて水上滑走して近付いてきたのだ。よく声が通ると思ったら、メガホンを口に当てて叫んでいた。首からメガホンを下げていたのはこのためか。
「そうだった・・」
上着の水兵服は脱いで絞るとして、スク水風のズボンはしょうがない、乾くまで魔法力で体温維持して我慢だ。
「自分で飛べるようになれば、フロートに下りるのはやらなくていいことなのにね」
海からフロートに這い上がろうともがいている天音に優奈はけらけらと笑いながら言った。
フロートに座った天音は上着を脱いで絞ってふうと一息ついた。
「天音、大丈夫ー?」
機上から勝田が声を掛けるが、さして心配はしてなさそうである。にやにやと笑みをたたえていた。
「すっ、すみません。すぐ始めます」
「慌てんなー」
にゅう~っと伸ばしたしっぽを掴み、先端を見つめる。種形に膨らんできた先っぽに、儀式のようになった念入れを行うと、しっぽを水中に垂らした。そして地元の漁協で手伝いをしていた時と同じいつもの手順を踏む。
種形に膨らんだ先っぽの左右で点滅していた魔導針の輪が点灯しっぱなしになり、その光が真っ白になるほど白熱したところでパンッと探信波を発信した。
パヒーン・・
「あれ?」
何も反響音がない。
と思ったら、しばらくしてコーンとエコーが返ってきた。
『いつもは岸近くの磯とか入江なんかでやってるからすぐにいろんなところの反響が返ってくるけど、沖でやるのはぜんぜん違うな』
「どうだい?」
卜部が様子を聞く。
「えっと、水深82m、下は砂地、たぶんカレイがいます。いわしの群れが南東約1.5キロに2つ」
はははとみんなが笑った。
「漁業か学術探査にぴったりだな」
「漁師に人気があるわけだねー」
『なるほど、大学の研究室なんてのも就職先に考えられそうなんだ。どっちが給料高いかな』
「探知距離はどれくらいあるんだい?」
「測ったことないです。クジラだと、経験的に・・4、5キロかなあ」
「あとで|蛟龍《こうりゅう》使って、どれくらい離れたら見えなくなるか測ってみよう。じゃあまずは5キロ四方で区切って探すか」
これは地道な作業であった。海図を5キロ四方の方眼に区切り、その一マス一マスを潰していく。根気のいる作業であった。
それでも今日は初日の顔見せのような日だったので、演習海域も狭くて済んでいるという。といっても50キロ四方。一セル5キロ四方だと100回探索する事になる。
『どうか100番目のマスにいました、なんてことがありませんように』
いわしの群れにカモメが集まりつつあるのを目と水中探信で追いながら、天音は祈るのであった。
------------------------------
そして銚子へ向かって南下しているときのこと。
何十回目かの水中探信。これまで全く手掛かりなく、天音は見逃しているのか、水中を見る能力が無くなってしまったのではないかと心配になっていた。
でもお魚は見えてるし・・・
「あれ?これなんだろう」
360度全方位に広がっていく魔導波から返ってくるエコーに見馴れないものが映った。
「どうしたの?」
「東南東の方に経験のないものが・・」
「東南東ね。先行して見てくるね」
優奈が偵察に飛んで行った。
「私達は東南東に5キロ移動して、もう一度水中を調べよう」
優奈が天音に指示された東南東の方へ飛んで行くと、10キロほど行ったところで海上に出ている潜望鏡とシュノーケルを見つけた。
「天音、すごいよ!|蛟龍《こうりゅう》を見つけた!」
そして霞ヶ浦にも連絡した。
「こちらキョクアジサシ、演習目標を発見した。カツオドリの攻撃を要請する」
・・(こちら葉山。了解)・・
天音の乗った零式水偵は5キロ移動して、再び水中探信をした。
「北東方向、約6500m。横須賀でテストやった時の反応と同じです。なるほど、これが潜水艦の反響か。遠くからだとああいう風に見えるんですね」
ほとんど何もない海中に一人寂しくポツンといる細長い空き缶。
「おめでとう。すごいな。10キロ先から捉えられたね」
「驚き~。天音、すごーい」
後席の勝田がパチパチと手を叩いた。
「生き物と違って、反響する感じも硬いです。でもそれは外側だけで、中は半分くらい空洞っていうか・・」
「中の様子も分かるのかい?そりゃ潜水艦は空気の入った缶みたいなもんだからな」
「空き缶を叩いたような感じっていうのかな。鯨はやっぱり肉の塊ですよ」
「うえ、そんな風に感じ取れるの?なんだか生々しいんだな」
天音だけが五感で感じ取れるそれは、オシロスコープの波形で見るようなのと違って、もっと生々しく感じ取れるようだった。
霞ヶ浦から対潜模擬爆弾を抱えてものすごい勢いで飛んできたのは二式水上戦闘脚の千里。天音と優奈の零水偵のすぐそばを触れそうなほどの距離でかすめて旋回していった。
「うひゃあ!千里さんすごおい!」
その派手な飛び方とは正反対な冷静な声がインカムから流れた。
・・(目標何処?)・・
千里は、優奈に誘導されて|蛟龍《こうりゅう》の上に到達すると、宙返りしてから緩降下で爆撃を行った。
ところが爆弾は随分手前で投下された。海面に落ちてすぐ、音を鳴らす程度に抑えられた炸薬が破裂し、水柱を上げた。
「だめじゃん千里、大はずれだよ」
「ずっとこれ持って射撃訓練してたから、腕が疲れて最後までささえられなかった。降下の途中で腕から抜け落ちてしまった。これは腕の筋肉つけるトレーニングもしないと」
千里は静かに冷静に分析をしているが、優菜が注文をつける。
「あんな派手に飛ばなければ腕疲れないんじゃないの?」
「だめ。気分を乗せておくためにも、事前の準備行動は必要」
3機が水上に浮いている傍に、発見された|蛟龍《こうりゅう》が浮上した。
「よく見つけたな。よくやった」
|蛟龍《こうりゅう》の艇長がほめたたえた。
「それじゃ本艇は銚子港を標的に接近攻撃の訓練をしてから一旦母艦に戻る。燃料補給したら午後の訓練にまた戻ってくるよ」
「お疲れさまでした!」
優奈と千里、天音を含む零式水偵の搭乗員3人が敬礼して見送ると、|蛟龍《こうりゅう》はゆっくりと前進し、やがて潜行して見えなくなった。
「じゃあ私達も帰投しようか」
卜部が言うと、千里のお腹が鳴った。
「お腹減った」
はははは。
笑いが鹿島灘の沖に響く。
空腹の二式水戦脚の千里が先頭で飛び上がると、優奈の零式水偵脚、続いて天音の乗る卜部少尉操縦の零式水偵が飛び上がり、単縦陣の編隊を組むと、真上で眩しく輝く太陽の下、霞ヶ浦に向けて帰路に着いた。
続く
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金星4型。零式水偵が搭載するエンジンです。ストライカーの零式水偵脚も同じく金星4型魔導エンジンを搭載していることにしています。この金星エンジンは型違いでいろんな機種に採用されているんですね。これと絡めた話でスト魔女オリジナルの人を登場させるつもりです。そんな中で天音ちゃんが使用するストライカー候補も明らかになる予定です。
次回はスト魔女オリジナルから一人出演予定。ウィッチではないようです。
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本作品は二次小説投稿サイトの「ハーメルン」にも同時掲載していきます。
今日はいよいよ沖合いに出ての演習。天音の能力を把握するため、特潜隊から派遣された特殊潜行艇”|蛟龍《こうりゅう》”を使っての探知訓練だ。
陸に引き上げられていた零式水偵の中央の偵察員席に天音は乗り込んだ。卜部が合図すると、零式水偵を乗せた台車をトラックが押し、スリップ(海上へ水上機を下ろすスロープ)から湖上へ下ろした。金星4型エンジンが回転をあげ、零式水偵を霞ヶ浦の水上滑走路へ向け軽々と移動させる。
発進ユニットに登ってストライカーを装着した優奈と千里も準備完了を合図すると、発進ユニットごとスリップから水上へと下ろされた。優菜の零式水偵脚と千里の二式水戦脚のフロート部が動いて水上に浮かぶと、魔法力が大きく注ぎ込まれてエンジン回転が上がった。ぱあっと魔方陣が広がる。
「キョクアジサシ、出撃します!」
「カツオドリ、出撃」
発進ユニットの拘束装置が外れ、2機は水上へ元気に飛び出していった。
3機が水上滑走で巻き上げる水煙を朝日が照らし、各機はきらきらとした光の航跡を引く。天音は後ろを振り向いた。
優菜は7.7ミリ機銃と、なぜかメガホンを首から下げている。
千里は20ミリ機関砲に加え、黄色く塗られた3番(30Kg)2号(対潜爆弾)模擬弾をベルトで吊るしていた。
3機は水偵基地の前のブイで誘導された水上滑走路に入ると、次々と空へ舞い上がった。
上空を旋回しつつ編隊を組むと、鹿島灘へ進路を取る。ものの数分で海岸線に着いてしまった。海へ出たところで千里は護衛を解き霞ヶ浦へ引き返す。敬礼しつつ編隊から離れていった。
「捜索海域の陸側の端まで飛ぶぞ」
卜部機と優菜は高度を400mに取り、沖の演習海域へ向かった。
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目的の海域に到着すると、天音はコクピットから這い出てフロートまで降りた。練習してきたが、思いのほか沖の海上はうねりがあって、天音はいきなり海に転落した。
ドブーン!
「さっ、寒い~!!」
「魔法力使ってる?体を守ることやらなきゃだよー」
優菜の声が聞こえてきた。海上に降りて水上滑走して近付いてきたのだ。よく声が通ると思ったら、メガホンを口に当てて叫んでいた。首からメガホンを下げていたのはこのためか。
「そうだった・・」
上着の水兵服は脱いで絞るとして、スク水風のズボンはしょうがない、乾くまで魔法力で体温維持して我慢だ。
「自分で飛べるようになれば、フロートに下りるのはやらなくていいことなのにね」
海からフロートに這い上がろうともがいている天音に優奈はけらけらと笑いながら言った。
フロートに座った天音は上着を脱いで絞ってふうと一息ついた。
「天音、大丈夫ー?」
機上から勝田が声を掛けるが、さして心配はしてなさそうである。にやにやと笑みをたたえていた。
「すっ、すみません。すぐ始めます」
「慌てんなー」
にゅう~っと伸ばしたしっぽを掴み、先端を見つめる。種形に膨らんできた先っぽに、儀式のようになった念入れを行うと、しっぽを水中に垂らした。そして地元の漁協で手伝いをしていた時と同じいつもの手順を踏む。
種形に膨らんだ先っぽの左右で点滅していた魔導針の輪が点灯しっぱなしになり、その光が真っ白になるほど白熱したところでパンッと探信波を発信した。
パヒーン・・
「あれ?」
何も反響音がない。
と思ったら、しばらくしてコーンとエコーが返ってきた。
『いつもは岸近くの磯とか入江なんかでやってるからすぐにいろんなところの反響が返ってくるけど、沖でやるのはぜんぜん違うな』
「どうだい?」
卜部が様子を聞く。
「えっと、水深82m、下は砂地、たぶんカレイがいます。いわしの群れが南東約1.5キロに2つ」
はははとみんなが笑った。
「漁業か学術探査にぴったりだな」
「漁師に人気があるわけだねー」
『なるほど、大学の研究室なんてのも就職先に考えられそうなんだ。どっちが給料高いかな』
「探知距離はどれくらいあるんだい?」
「測ったことないです。クジラだと、経験的に・・4、5キロかなあ」
「あとで|蛟龍《こうりゅう》使って、どれくらい離れたら見えなくなるか測ってみよう。じゃあまずは5キロ四方で区切って探すか」
これは地道な作業であった。海図を5キロ四方の方眼に区切り、その一マス一マスを潰していく。根気のいる作業であった。
それでも今日は初日の顔見せのような日だったので、演習海域も狭くて済んでいるという。といっても50キロ四方。一セル5キロ四方だと100回探索する事になる。
『どうか100番目のマスにいました、なんてことがありませんように』
いわしの群れにカモメが集まりつつあるのを目と水中探信で追いながら、天音は祈るのであった。
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そして銚子へ向かって南下しているときのこと。
何十回目かの水中探信。これまで全く手掛かりなく、天音は見逃しているのか、水中を見る能力が無くなってしまったのではないかと心配になっていた。
でもお魚は見えてるし・・・
「あれ?これなんだろう」
360度全方位に広がっていく魔導波から返ってくるエコーに見馴れないものが映った。
「どうしたの?」
「東南東の方に経験のないものが・・」
「東南東ね。先行して見てくるね」
優奈が偵察に飛んで行った。
「私達は東南東に5キロ移動して、もう一度水中を調べよう」
優奈が天音に指示された東南東の方へ飛んで行くと、10キロほど行ったところで海上に出ている潜望鏡とシュノーケルを見つけた。
「天音、すごいよ!|蛟龍《こうりゅう》を見つけた!」
そして霞ヶ浦にも連絡した。
「こちらキョクアジサシ、演習目標を発見した。カツオドリの攻撃を要請する」
・・(こちら葉山。了解)・・
天音の乗った零式水偵は5キロ移動して、再び水中探信をした。
「北東方向、約6500m。横須賀でテストやった時の反応と同じです。なるほど、これが潜水艦の反響か。遠くからだとああいう風に見えるんですね」
ほとんど何もない海中に一人寂しくポツンといる細長い空き缶。
「おめでとう。すごいな。10キロ先から捉えられたね」
「驚き~。天音、すごーい」
後席の勝田がパチパチと手を叩いた。
「生き物と違って、反響する感じも硬いです。でもそれは外側だけで、中は半分くらい空洞っていうか・・」
「中の様子も分かるのかい?そりゃ潜水艦は空気の入った缶みたいなもんだからな」
「空き缶を叩いたような感じっていうのかな。鯨はやっぱり肉の塊ですよ」
「うえ、そんな風に感じ取れるの?なんだか生々しいんだな」
天音だけが五感で感じ取れるそれは、オシロスコープの波形で見るようなのと違って、もっと生々しく感じ取れるようだった。
霞ヶ浦から対潜模擬爆弾を抱えてものすごい勢いで飛んできたのは二式水上戦闘脚の千里。天音と優奈の零水偵のすぐそばを触れそうなほどの距離でかすめて旋回していった。
「うひゃあ!千里さんすごおい!」
その派手な飛び方とは正反対な冷静な声がインカムから流れた。
・・(目標何処?)・・
千里は、優奈に誘導されて|蛟龍《こうりゅう》の上に到達すると、宙返りしてから緩降下で爆撃を行った。
ところが爆弾は随分手前で投下された。海面に落ちてすぐ、音を鳴らす程度に抑えられた炸薬が破裂し、水柱を上げた。
「だめじゃん千里、大はずれだよ」
「ずっとこれ持って射撃訓練してたから、腕が疲れて最後までささえられなかった。降下の途中で腕から抜け落ちてしまった。これは腕の筋肉つけるトレーニングもしないと」
千里は静かに冷静に分析をしているが、優菜が注文をつける。
「あんな派手に飛ばなければ腕疲れないんじゃないの?」
「だめ。気分を乗せておくためにも、事前の準備行動は必要」
3機が水上に浮いている傍に、発見された|蛟龍《こうりゅう》が浮上した。
「よく見つけたな。よくやった」
|蛟龍《こうりゅう》の艇長がほめたたえた。
「それじゃ本艇は銚子港を標的に接近攻撃の訓練をしてから一旦母艦に戻る。燃料補給したら午後の訓練にまた戻ってくるよ」
「お疲れさまでした!」
優奈と千里、天音を含む零式水偵の搭乗員3人が敬礼して見送ると、|蛟龍《こうりゅう》はゆっくりと前進し、やがて潜行して見えなくなった。
「じゃあ私達も帰投しようか」
卜部が言うと、千里のお腹が鳴った。
「お腹減った」
はははは。
笑いが鹿島灘の沖に響く。
空腹の二式水戦脚の千里が先頭で飛び上がると、優奈の零式水偵脚、続いて天音の乗る卜部少尉操縦の零式水偵が飛び上がり、単縦陣の編隊を組むと、真上で眩しく輝く太陽の下、霞ヶ浦に向けて帰路に着いた。
続く
前の話
次の話
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金星4型。零式水偵が搭載するエンジンです。ストライカーの零式水偵脚も同じく金星4型魔導エンジンを搭載していることにしています。この金星エンジンは型違いでいろんな機種に採用されているんですね。これと絡めた話でスト魔女オリジナルの人を登場させるつもりです。そんな中で天音ちゃんが使用するストライカー候補も明らかになる予定です。
次回はスト魔女オリジナルから一人出演予定。ウィッチではないようです。
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本作品は二次小説投稿サイトの「ハーメルン」にも同時掲載していきます。
☆☆ 災害時 安否確認 ☆☆
今年1年ありがとうございました
佳き新年をお迎えください
新年もよろしくお願いいたします
by (。・_・。)2k (2016-12-31 16:59)
(。・_・。)2k さん、いつもご訪問ありがとうございます。
今年も素晴らしい写真が撮れますように。
新たな1年もよろしくお願いいたします。
by TSO (2017-01-01 22:33)
あけましておめでとうございます。
本年も相変わらずご厚情の程、よろしくお願い致します。
by ネオ・アッキー (2017-01-03 03:52)
ネオ・アッキーさん、今頃失礼いたします。
今年もよろしくお願いいたします。安定の素敵な旅行記とプリキュアの記事を楽しみにしています。
by TSO (2017-01-22 22:02)