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復活ヤマト [コメント]

この時代に宇宙戦艦ヤマトの新作を見られるなんて思いもしなかった。
俺の宇宙観はまさにヤマトで養われただけに、うれしいねえ。

先日、ヤマト復活編を息子と観てきたが、予告どおりヤマトのあまりの無敵ぶりに息子唖然。
「ヤマトだけ作ればいいのに」
・・・その通りですね。

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見終わって感じたのは、
「ほっとした」

どういうこと?
何でほっとしたんだ?

分析するに、ヤマトの世界観が変わってなかったからだろう。
監督は西崎義展。昔とおんなじだ。これが作品の根底を一貫させていて安心感を生んだんだと思う。

0079ガンダムも一生懸命見た世代だが、ガンダムよりヤマトの方が好きだし、新しいガンダムは見る気も起きない。
マクロスFには不覚にもはまってしまったが、マクロスシリーズを色濃く引き継いでいるマクロスFといえど、ほっとするなんて感覚はなかった。
ヤマトはこれらと何が違うのか・・


ヤマトを作った人達は、あの戦争の経験者なのだ。国が滅びる直前までいったあれを体験した人達。


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宇宙観を作ったのは松本零士だ。SF界へのこの影響はすごいものだったと思う。
西崎とは仲たがいしたので最近は違うヤマトを描いているようだが、世界観はハーロック的なんだろうなあ。

CG化されても、最近のスペースアニメと同じようなアイテムや要素が多数取り上げられても、35年前の設定であるはずの主要装備は現在のスペースアニメの中にあってまったく違和感がない。
戦闘シーンはCGで洗練されたとはいえ、ぶっ放しているものは何ら変わってない。

すごくないか?

35年経ってもキャラの根幹はさほど変わってないのだ。アレンジは多数されているが、これをひっくり返す設定がまだ思いつかれてないということなのだ。
映画では、古臭いイメージもあるヤマトに「さらば」とYAMATO2520を意識した戦艦群が混在して登場し、大変満足した。コスモゼロまで。

お台場の水上バス「ヒミコ」も、きっと時代不明な船として、いつの時代見ても古さを感じないに違いない。

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いんちきなほど強い艦、地球本国の指示を仰ぐことなく宣戦布告はするわ、あいかわらずヤマトだよなあ。
毎年宇宙人が攻めてくるという、地球に住むことをやめたくなるようなすごい時代を始め、むちゃくちゃな設定もヤマトならではで、ここは責めてはいけない。

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さて、俺のヤマトキチガイは、小学生の時、ヤマトのテレビシリーズを録音して、そのセリフを編集してインチキストーリーを作ったほどだ。あのときの傑作は今でもよく覚えている。
ここにご披露しよう。


A「古代、ちょっと話があるんだ。来てくれないか・・」(*1)
B「なんだ話って」(*1)
A「このやろ!」(*2)
バシッ!(殴る音)(*2)
A「すっきりしたぜ!」(*3)
C「相変わらずお見事な腕前。感服いたしました」(*3)
ダギューン(Bが怒って発砲)(*4)
A「うぉわー!」(*4)
どさー(Aが倒れる音)(*4)
観衆「おお!」(*5)
B「この男は_残飯_の塊だ・・」(*5,*6)
D「臭くてかなわねえ!」(*6)

(*1)テレザート星を発ったヤマトが太陽系に戻る途中、第11番惑星通過時に空間騎兵隊長の斎藤が古代に、慰霊のため11番惑星に寄らせてくれと頼みに行ったときのシーン。

(*2)11番惑星から救出した空間騎兵がヤマトになじめずヤマト乗員と喧嘩に発展したとき、斎藤が古代に殴りかかったときのシーン。

(*3)ゴーランド提督が憂さ晴らしに恐竜惑星へハンティングしに来たときのシーン。

(*4)ザバイバル将軍がテレザート星で斎藤に撃ち殺されるシーン。

(*5)大帝ズォーダーが、蘇生処置をして生き返ったデスラーに言った言葉。本来は「この男は執念の塊だ」。

(*6)都市帝国に乗り込んだ空間騎兵の斎藤が、残飯輸送用ゴンドラに乗って移動中に吐いた
「臭くてかなわねえ!残飯輸送用のゴンドラか。彗星帝国のやつらも飯を食うのかね?」
というセリフから。

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